初心者がランディングページを作るためには、以下の5ステップを踏むようにします。
初心者のためのランディングページの作り方5ステップ
<ステップ1>メールアドレス登録用のオファーを考える
<ステップ2>ヘッドコピーを作る
<ステップ3>ブレットを作る
<ステップ4>特典・プレゼントを考える
<ステップ5>自己紹介を作る
なぜこの5ステップが良いのかと言うと、ランディングページというのは以下の4つを「パーツ」として考えて、ブロックとしてページに掲載すればそれでOKだからです。
そして、各パーツの間に「メルマガ登録フォーム」を設置すれば、反応の取れるランディングページの完成です。本記事では、上記のランディングページの詳しい作り方と、各パーツをウェブページに落とし込むやり方についてご紹介していきます。
8年間で40枚を超えるLPを自作し、今では自作した1枚のLPで月間ン千リストを獲得している私のやり方を公開していくので、あなたにも参考にして頂けるはずです。
1.初心者でも出来るランディングページの作り方5ステップ
これから作って頂くランディングページは、「販売型」のものではなく、「リスト取り特化型」のものです。なぜなら、リスト取り特化型のランディングページに切り替えることで、集客数も売上も大きく改善するからです。具体的な作り方は、冒頭でもご紹介した以下の5ステップを踏んで作っていきます。
初心者のためのランディングページの作り方5ステップ
<ステップ1>メールアドレス登録用のオファーを考える
<ステップ2>ヘッドコピーを作る
<ステップ3>ブレットを作る
<ステップ4>特典・プレゼントを考える
<ステップ5>自己紹介を作る
それぞれ詳しく解説していきます。
1-1.<ステップ1>メールアドレス登録用のオファーを考える
まずは、メールアドレス登録用のオファーを考えます。「オファー」とは、要は、アドレスを登録してくれた見込み客に対して、あなたは何を提供出来るのか?ということです。例えば、以下のようなものです。
メールアドレス登録用ランディングページのオファー例
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etc…
オファーの切り口や強烈さでランディングページの登録率は9割決まると言っても過言ではないほど、ランディングページを作る上で「オファー」は重要なものです。ヘッドコピーや本文をどれだけ秀逸にしたとしても、仮にオファーがまったく惹かれないものであったとしたら誰も登録したくはなりませんから。ゆえに、とにかくあなたにとっての見込み客が魅力を感じるものをオファーとして提示しましょう。
1-2.<ステップ2>ヘッドコピーを作る
ヘッドコピーとは、ランディングページの一番上部にある、大きな文字で書かれた文章のことです。ここに、ステップ1で考えたオファーを、分かりやすく、それでいて魅力的に伝えられる「コピー」として書き出します。サンプルとして、以下のようなオファーに決めたとしましょう。
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この場合、ヘッドコピーは例えば下記画像のような感じで書くことが出来ます。
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そして、これを実際にヘッドラインの画像として完成させるとこんな具合になります。
ヘッドコピーを考える際は、以下の4つのポイントについて伝えるようにすると作りやすいです。
ヘッドコピーを考える際の4つのポイント
例;会社に勤めながら/好きなものを我慢せずに etc…
例;収入が毎月30万円増やせる/体重を半年でマイナス10kg減らせる etc…
例;組織に頼らず稼ぐことが出来るようになる/会社の同僚や
例;動画でステップbyステップでお伝えします/LINEで直接疑問を解決しながら指導します
1-3.<ステップ3>ブレットを作る
ブレットとは、メリットや悩み、そこに参加することで手に入るもの(知れること)、等々をありったけ「箇条書き」にしたものです。具体的には、以下のような具合です。
上記の例では、「この中の1つでも当てはまるなら~」という切り口で見込み客の悩みについてのブレットを書いていますが、基本は「そこに参加することで手に入るもの(知れること)」について興味をそそるような形で書くことが多いです。具体的には、以下のような感じです。
ブレットを書く際は、メリットであれば「あなたのオファーを受けることで得られるものには、一体何があるのか」を。悩みであれば「あなたの見込み客はどんなことに悩んでいるのか」を、時間をかけてとにかくノートやPCに書き出していくしかありません。ここに裏技や近道はありませんので、脳みそに汗を書いて書き出していきましょう。
数は、最低でも15個。出来れば30~50くらい出せると良いです。もちろん1日で全ての数を揃える必要は無いので、通勤の時間などを使って思いつくものを日々メモしていくと良いです。
1-4.<ステップ4>特典・プレゼントを考える
オファーのメインとなるコンテンツとは別に、訴求できる特典やプレゼントを用意しましょう。それを以下のような具合でランディングページに載せます。
当然のことながら、ステップ1で決めた「オファー」の内容に関係のあるものが望ましいです。また、特に追加でプレゼントするものが無い、思いつかない、という場合には、オファーの中から切り分けられないかを考えるようにすると良いです。これはどういうことかと言うと、例えばオファーの内容が以下のようなものだったとします。
そして、この内容をメルマガの中で伝えていこうと考えていたとして、その中で、元々以下の2つを配布しようと考えていたとします。
- サイトテンプレート
- サイト設計図
そうしたら、上記2つを特典の欄に書き出すということです。もちろんあなたにとっては「特典」という意識はなく、元々本編で配布するつもりだったものになるわけですが、わざわざ配布するものがあるのであれば、これを特典として挙げてしまえばOKです。
1-5.<ステップ5>自己紹介を作る
自己紹介は、ランディングページの最下部に載せておきます。
書き方のポイントは、上記を読んで頂くと分かるとおり、第三者の言葉として書くということです。この理由は、第三者の言葉で書かれたプロフィールの方が権威性を持たせることが出来るからです。「権威性」というのは、分かりやすく言うと「この人はすごそうだな」と感じてもらうことが出来るということです。これは「ウィンザー効果」と呼ばれており、多くの人は本人の言葉よりも、第三者の言葉を信用するというものです。ゆえに、第三者の言葉として自己紹介を書くということです。
なお、書き方がよく分からなければビジネス書籍の背表紙裏に書かれている著者紹介文をご覧頂くと、大抵第三者によって書かれた文章になっています。具体的な例も挙げておくと、例えば以下のような表現は「本人の主張」として書かれたNG自己紹介例です。
私はインターネットを使ったビジネスを軸に活動しています。
第三者の言葉として書かれた自己紹介というのは、以下のようなものです。
インターネットを使ったビジネスを軸に活動している起業家。
ここまでの5つのステップが完了したら、あとはこれらを順番にウェブページに載せて、各パーツの間にメルマガ登録フォームを挟み込むだけでLPは完成します。各パーツとメルマガ登録フォームの基本的な配置順は以下のとおりです。
ランディングページのパーツの配置順
- ヘッドライン
- 登録フォーム
- ブレット
- 登録フォーム
- 特典・プレゼント
- プロフィール
- 登録フォーム
2.初心者は必ず「リスト取り特化型」のランディングページを作ること
ここまでにお伝えした5ステップによって、あなたはランディングページに記載すべき全てのパーツを作ることが出来るようになりましたが、前述したとおり初心者の方は「集客数」も「売上」も大きく改善できる「リスト取り特化型」のランディングページを作るようにしてください。
以前のランディングページは「販売」がメインの目的でしたが、それが「集客」に特化されるようになったのは単純に「その方が儲かるから」です。もちろん扱う商品にもよりますが、ウェブ広告やウェブサイトから販売ページに直接飛ばすよりも一旦「リスト取り」を挟むことで、集客数も売上も大きく改善させることが出来るのです。
では、リスト取り特化型のLPにすることでなぜ「集客数」「売上」ともにアップさせることが出来るのか、その理由をそれぞれ解説していきます。
2-1.非購入者の連絡先も入手できることで集客数が増える!
ランディングページを、「集客」に特化させることにより、従来のランディングページでは手に入らなかった「非購入者の連絡先」も手に入るようになります。これにより、集客数の分母が断然増えることになるのです。どれくらい増えるのかと言うと、私の経験上、非購入者の連絡先は購入者の約9倍集まるので、合計で10倍にもなります。
つまり、販売が目的のランディングページで月間100件の購入があった場合、「集客」を目的としたランディングページに切り替えることで月間1,000件の見込み客リストが手に入るようになるということです。
2-2.非購入者に対しても再プッシュできることで売上が増える!
そして、そうやって手に入るようになった大量の「非購入者リスト=見込み客リスト」に対しては、広告費などのお金を一切かけることなく何度でもセールスや連絡を取ることが出来ます。つまり、これまでには完全に取りこぼしていた非購入者に対して、定期的にセールスをしたり、別の切り口の商品を紹介したりすることが出来るようになるということです。このことによって、最終的な売上は大幅にアップするのです。
手に入れた非購入者リストに対しては、メールやFAX、電話などいくつかの連絡方法がありますが、メールであれば配信解除依頼。FAXであれば不要連絡。電話であれば口頭で拒否される。など、見込み客が連絡受け取りの拒否を求めた場合には、しっかりと管理できるようにして確実に応じるようにします。
3.ランディングページは集客の要!改善していくことで集客数も売上もさらに大きくアップさせられる!
ランディングページは、作ってお終いではなく、改善を繰り返していくことが重要です。改善をしていくことで、集客の精度が上がり、さらに集客数や売上を大幅にアップさせていくことが出来るのです。具体的には、以下のような点を改善させていくと良いです。
ランディングページで真っ先に改善すべき4つのポイント
- ヘッドライン
- フォームの位置,大きさ
- ボタンの大きさ,色
- フリー戦略の内容
3-1.ヘッドラインを改善する
ランディングページの効果に最も影響を与えているのが「ヘッドライン(ヘッドコピー)」です。ヘッドラインを改善する場合は以下の2つの方向性で行っていきます。
- オファーそのものを変更する
- ヘッドコピー(切り口)を変更する
オファーそのものを変更する
1つ目は、オファーそのものを変更する方法です。LPの作り方5ステップで前述したように、オファーというのは以下のようなものです。
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要は、あなたが読者に対して何を提供するのか?という部分ですが、オファーを変更するというのはこの内容自体を変えるということです。例えば、以下のようなオファーをいくつか作り、どのオファーが最も登録率が高くなるのかをテストしていくようにします。
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ヘッドコピー(切り口)を変更する
2つ目は、オファーは同じままでヘッドコピーの切り口や伝え方を変更する方法です。ヘッドラインを作る際は、先のようなオファーを元に以下のような「コピー」を作ります。ヘッドコピーの切り口や伝え方を変更するというのは、1つのオファーに対して、こういったコピーを何種類か作るということです。
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例えば上記に加えて、以下のような異なるパターンを何種類か作成してテストしていきます。
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3-2.フォームの位置,大きさを改善する
メルマガ登録フォームや問合せフォームの設置位置や、デザイン的な大きさも登録率に大きな影響を与えます。例えば、フォームを最下部だけに設置しているのであれば、各パーツの下に配置してみたり、常にフォームに飛べるようにページ内リンクを自動追従させたり等、フォームにすぐに辿り着けるように改善していきます。
フォームの大きさについても、誰が見てもすぐに発見できる大きさになっているかどうかをチェックしておきましょう。とにかく、訪問者が「登録してみようかな」と思った瞬間に登録フォームが発見できることが重要です。
3-3.ボタンの大きさ,色を改善する
ボタンというのは、メルマガ登録用のアドレス送信ボタンや問合せ送信用のボタンのことです。こちらもフォームと同様に、「登録してみようかな」と思った瞬間に、迷わず発見できるようにしておくことが重要です。下記上段のようなデフォルトのボタンでは小さくて分かりづらいので、見やすく目立つように大きなものに改善していきましょう。
また、ボタンの色についても変更することで改善される場合があるので、あなたの作成したランディングページに合う色で色々と変えてテストしていくと良いでしょう。
3-4.フリー戦略の内容を改善する
フリー戦略の内容を変えることでも改善が見られることがあります。フリー戦略とは、要は「特典」の内容のことです。単純に数を増やしたり、内容を変更するのも良いですし、特典のネーミングを変えてみるのも重要です。とにかく、メールアドレスを登録することで手に入る「価値」をより高めるための工夫をしていきましょう。
最後に
本記事でご紹介した作成法を実践して頂ければ、効果的にリスト取りをすることが出来るランディングページを自作することが可能となります。また、第3章でお伝えしたように、ランディングページは作ってお終いではなく、絶えずテストを繰り返していくことでさらに高い効果を発揮させることが可能になっていきます。
というわけで、まずはあなたもランディングページのプロトタイプを作成して頂き、それを着実に育てていきましょう。そうすることによって、あなたのビジネスの収益をどんどんアップさせていくことが可能になります。
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