なぜなら、会社の仕事を続けながら、副業で取り組んでいった方が幸せになれる方もいらっしゃるからです。仕事を辞めて専業でやるにしても、メリットばかりではなくデメリットもありますから。もちろん、専業で取り組んでいくスタイルで幸せになれる方ももちろんいますが、これは、実際にアフィリエイトで月収50万円以上稼げるようになり、「いつ仕事を辞めても良い状態」を手に入れるまで、誰にも(自分自身にも)分からないことです。
したがって、まずは、アフィリエイトで仕事を辞めるとどういう生活になるのかということと、仕事を辞めて専業でアフィリエイトをやっていく場合のメリットとデメリット。そして、仕事を辞めるには何が必要になるのか?ということについて、専業アフィリエイト歴8年でお蔭様で法人化もさせて頂いている私からご紹介したいと思います。これらのことを知っておくだけでも、専業と副業の違いがイメージしやすくなると思いますし、あなたが決断をする際の参考にして頂けると思います。
1.アフィリエイトで仕事を辞めると収入は上がるが不安に襲われる
1-1.収入が上がるのに不安に襲われる理由は、後ろ盾が無くなるから
アフィリエイトで仕事を辞めると、基本的には副業時代よりもアフィリエイトの売上がアップします。専業になると時間の縛りや締切りがない分「集中力」という点では効率が落ちるので、副業として時間制限のある中で取り組んだ方が良いという意見もあります。しかし、多くの生徒さんを見て来た私の経験的には、取り組む時間の総量は確実に増えるので、結果的にアフィリエイトの収入は専業になった方がアップする確率が高いです。
しかし、いくら収入がアップしたとしても、それとは裏腹に多くの方が「不安」に襲われます。それは「会社」という後ろ盾が無くなり、この先、自分の力と決断だけでお金を稼いでいかなければならないことへの「未知」への不安です。例えば以下のような具合です。
- 今月は稼げたけど、来月も同じように稼げるのだろうか…
- このままのやり方で、来年も再来年もやっていけるのだろうか…
- 今月は売上が落ちたぞ…。このまま収入が無くなっていったらどうなるんだろう…
- ここ3ヶ月間、なぜか売上が横ばいになってしまったぞ…。このまま停滞したとしたら将来どうなってしまうのだろう…
etc…
こんな具合に、ことある毎に「未来への不安」が付きまとう可能性があるということです。この不安というものを紐解いてみると、つまりは自分自身の力やスキルを信じきることが出来ず、まだどうなるか分からない未来に対して、自分の力で対応していけるのかを不安に感じているのです。この精神状態に陥ってしまうことの最大のリスクは、自身のビジネス(アフィリエイト)に対して冷静な判断が出来なくなってしまうことです。
1-2.仕事を続けること=精神安定剤
会社の仕事を辞めることなく、副業でアフィリエイトに取り組んでいた場合には、それが精神的な余裕を生み出し、たとえアフィリエイトの売上が下がったとしても、常に冷静な判断で行動出来るようになります。
なぜなら、会社の仕事を続けている内は、例えアフィリエイトの売上が落ちたとしても、「お給料」という形で収入を確保できるからです。そしてこれが精神安定剤の役割を果たし、副業アフィリエイターの精神状態を一定以上に保ってくれます。これにより、売上が落ちてしまったり、停滞してしまったりしても、前向きに捉えてビジネスに取り組んでいくことが可能になるのです。
私の経験上、経済面で極度に困っている人や多額の借金を抱えている人は、経済的に安定している方に比べてビジネスで結果を出せる確率が低くなります。それは、経済面から来る不安によって精神的な余裕を保てず、それゆえに、ビジネスで成功するために必須の「冷静な判断」や「時にはただじっと待つ」といったことが出来ないからです。そういった点でも、会社を辞めずに副業で取り組んでいくことが、アフィリエイトを大きく軌道に乗せるまでのフェーズでは都合の良い状態だと言えるのです。
2.専業アフィリエイターになった場合のメリット・デメリット
ここまでは、大きく軌道に乗せるまでは副業で取り組んでおく。ということを推奨して来ました。しかし、専業でアフィリエイトに取り組んでいくことにももちろんメリットとデメリットがあります。仕事を辞めるとどんな生活環境になるのか?という部分をイメージするのにも役立ちますのでご紹介していきます。
2-1.仕事を辞める最大のメリットは「時間の使いみちの決定権を100%握れる」こと
結論からお伝えすると、ここで挙げる専業のメリットに、「収入」に関することは1つも入っていません。この理由は、収入を上げるだけならば、専業にならずともやる気さえあればいくらでも増やすことが出来るからです。
しかし、専業にならなければ唯一絶対に手に入らないもの、それが「時間」です。ベンジャミン・フランクリンの『人生は時間の積み重ねで出来ている』という言葉が示すとおり、残りの人生の「時間」の使いみちを100%自分自身で決められるということは、「生き方」を自分の意思と決断で選ぶことが出来るということです。
人生100年時代になった今、あなたが現在35歳だったとして、残り65年=56万9400時間です。この時間の使いみちの大半を、多くの人は「会社」という他人に握られてしまっています。会社を辞めて専業アフィリエイターになるということは、この膨大な時間の全てを自分の意思のみで決定できるようになるということなのです。
<メリット1>家族との時間を増やせる
専業になると、奥さんや子供やパートナーと過ごす時間をあなたの意思だけで増やすことが出来るようになります。もちろん専業になっても、アフィリエイト事業を継続していくためにサイト作成やメルマガ作成の時間を確保する必要はあります。しかし、大半の仕事はいつやっても良い仕事ばかりです。
ゆえに、わざわざ大切な用事がある日や大切な人達と過ごしたい日に仕事を入れる必要はありません。大抵の方にとって、大切な人たちとの時間は会社に行く時間よりも優先して確保したいと感じていらっしゃると思いますから、専業になることでそれを叶えることが出来ます。
<メリット2>あなたの人生において優先度の高いことに時間を使える
家族との時間だけではなく、例えばあなたの趣味やあなたの好奇心を満たす「行ってみたい」「やってみたい」ことをする時間も、あなたの人生において優先すべき大切なことのはずです。副業でアフィリエイトをおこなっている限り、どれだけ稼いでいたところで「会社=他人」が決めた「あなたの人生にとっては優先度の低い用事」のせいで、あなたが本当に大事にしたい時間を犠牲にしていくことになります。
仕事を辞めて専業アフィリエイターになることで、あなたにとって優先度の高いことに潤沢に時間を割り振ることが可能となるのです。
<メリット3>ストレス要因の多くを避けられる
会社への通勤をやめるだけで、多くのストレス因子との接触を避けて行動できるようになります。例えば、会社に決まった時間に通わなければいけないということは、以下のような様々なストレス因子にさらされる確率が高くなるということです。
- 体調に関わらず決まった時間に起床しなければならない
- 通勤ラッシュの満員電車
- 渋滞
- 同じ職場というだけで絶対に付き合わなければならない人間関係
- 正直まったく良いと思えない商品を無理やり営業で売らなければいけない
- お客さんとして切ってしまいたい人ですら、会社の方針が許す限り相手をしなければならない
etc…
会社の仕事を辞めてしまえば、これらの無駄な決まりは全てあなたの胸1つで廃止したり調整したり、時間をズラしたりして効率化することが出来ます。例え専業になったところで嫌な人間関係を継続しなければいけなかったとしても、専業でのそれは「あなたがそうしたくてそうしているだけ」なので、他人=会社から強制されるのとではストレスのかかり方がまったく違うのです。
<メリット4>海外でもどこにでも引っ越せるようになる
アフィリエイトは元来、パソコンとインターネットがあれば、世界のどこにいても出来るビジネスです。ただし、副業で取り組んでいる限りは毎朝会社に行く必要があるので、そのメリットを活かすことは出来ません。しかし専業アフィリエイターになれば、明日突然海外旅行に出かけるのも自由ですし、海外に引っ越してしまうことも現実的に出来るようになるのです。
たまに特定のアフィリエイトサイトにアクセスできない国もありますが、そういった場合にはIPアドレスを偽装し、日本からアクセスしているように見せかけることが出来るサービスもあるのでご安心ください。
<メリット5>遊びながら仕事出来るようになる
会社の仕事というのは、例えどこででも出来る仕事内容だったとしても、基本的には会社に行く必要があります。だから、例えば仕事の日にディズニーランドに子供を連れていくことや、仕事の日に友人たちと海外旅行に行くことは出来ません。
しかし、専業になった場合には、いつどの時間帯に何の業務をやるのかは全て自分で決定することが出来ますし、遊びの日や旅行の日の休憩中に仕事をする。という変化球的な働き方も自分で決めることが出来ます。ゆえに、ディズニーランドの列の待ち時間にスマホで記事の作成やメール返信を完了させてしまったり、ハワイのプールサイドで休憩中にメルマガを書いたりすることも出来るのです。
2-2.最大のデメリットは「精神面・生活面のコントロールがしずらくなる」こと。しかし仕組み化することで解消出来る!
次は、専業でアフィリエイトに取り組んでいく上でのデメリットについてご紹介していきます。専業になることの最大のデメリットは「精神面・生活面のコントールがしずらくなる」ということです。冒頭でお伝えした「不安になる」ということも、精神面でのコントロールが効かなくなった結果現れる現象の1つです。
ただし、これらのデメリットは全て「あらかじめ仕組み化しておく」ことで対策することが出来ます。なぜ仕組み化しておくことで対策が出来るのか。また、どんな仕組みをつくれば良いのか?ということも合わせて1つづつご紹介していきます。
<デメリット1>時間の管理がルーズになりがち
専業になることで時間の管理がルーズになってしまう方は多いです。専業になることで「時間の自由」や「やり方の自由」が即座に手に入りますが、それは同時に、サボったり、言い訳をして逃げることも出来るようになるということです。
時間の使いみちを100%自分自身で決められるというのは本来メリットのはずですが、自己管理能力が高くない人にとっては、「自由」は諸刃の剣となるのです。そうならないために、最低限の自己管理能力や目的意識は必要となります。
デメリット1を解消する対策
自己管理能力というのはそう簡単に直るものでもありません。したがって、ここへの対策は「サボっても問題がない=収入が減らないようにする」ということです。具体的には、会社の仕事を辞める前に、ある一定以上の売上が自動で上がるだけの「仕組み」をつくっておくということです。
ある一定上の売上というのは、基本的には「毎月必要な生活費分の利益が残るくらいの売上」であればOKです。自己管理能力が反映されづらい副業時代にこの仕組みをつくっておけば、専業になった際、万が一サボりぐせが出てしまったとしても、しばらくはやっていけます。
<デメリット2>売上が下がったり収入が伸び悩んだ時に不安になりがち
専業になると、「会社」という後ろ盾が無くなることで将来への不安に襲われる方は多いです。これは、「この先、自分1人の力と決断だけで本当にやっていくことが出来るのだろうか…。」という、経験の浅さから来る自信がまだ持てていないがゆえに感じる不安です。
「不安」というのは実に厄介なもので、自信を持ってやっていれば上手くいったものも、不安を持ってやったがために台無しにしてしまうことはよくあることです。なぜなら「不安」があると、人は精神的な余裕をなくし、冷静さを欠いた行動をとってしまうことになるからです。アフィリエイトに限らず、会社に属さずにビジネスをおこなっていく場合には、自身の精神状態をある程度コントロールし、「不安」と上手く付き合っていく能力が必要になります。
デメリット2を解消する対策
ここで感じている「不安」とは、来月も再来月も同じように収入を得続けていくことに対する自信の無さが原因です。つまり、これも在職中に「毎月自動で売上が上がる仕組み」を作っておくことで、ある程度解消することが出来ます。
<デメリット3>どこのコミュニティーにも所属していない孤独感
アフィリエイトは、よほど規模を大きくしていかない限り、自分1人で出来てしまうビジネスです。それゆえに、基本的にはどこのコミュニティーにも所属せずに取り組んでいくことになるので、いくら稼いでいても「孤独感」を感じてしまう人も多いのです。
というのも、ご存知「マズローの5段階欲求」の三番目には『社会的欲求』というものがあり、これは、誰しもが「何かしらの集団に属していたい」という欲求があるということを示しています。また、いくら社員を何人雇おうとも、社長(オーナー)は孤独です。ゆえに、最低限孤独と向き合いながら自身の牙を研ぎ続ける能力が必要となります。
デメリット3を解消する対策
社長として生きていくためには、孤独感と戦うことが出来る能力はある程度必要ですが、これはビジネスを続けている中で知り合っていく経営者や同業者、お客さんなどとつながっていくことで解消することが出来ます。ビジネススクールやビジネスコミュニティに参加するのも良いでしょう。
<デメリット4>信用度がほぼ0になる
起業当初は、仮にどれだけ売上があろうとも信用度が一旦ゼロになるため、クレジットカードや銀行口座がほぼ作れなくなります。また、ローンもかなり下りづらくなります。
デメリット4を解消する対策
カードや銀行口座に関しては、在職中にひととおり作っておけばOKです。会社を辞めても、再審査にかけない限りは取り消されることは無いので、2年3年と事業を続け、ある程度の信用が付くまではそれで賄うことが出来ます。
<デメリット5>家族全員を裸一貫で稼ぎ養っていくプレッシャー
専業アフィリエイターになった場合、どこにも所属せず、自分の力だけで家族全員を何十年と養っていくことになります。いわば何のコネも使わず、誰の手も借りず、裸一貫でお金を稼ぎ養っていくようなものです。そう考えると、会社に所属してお給料をもらうサラリーのスタイルと比べて、プレッシャーを感じてしまう方も多いです。
これは<プレッシャー2>とも近い感覚で、不確定な未来に対して自信が持てず、不安に感じてしまうというものです。この手の不安は経験の少なさから来るものなのですが、自分を信じて愚直に目の前のことをやり続けていれば、大抵は上手くいきます。しかし、それが出来ず、プレッシャーや不安に負けてしまうと、冷静な判断が出来なくなり自ら破滅の道をたどる人も出てきてしまいます。
デメリット5を解消する対策
プレッシャーを感じる理由が「この先も稼ぎ続けていけるのか?」ということに対する不安から来るものであるため、これも「毎月自動で売上が上がる仕組み」を作ることである程度解消することが出来ます。
もちろん仕組みを作ったとしても、永遠に稼ぎ続けていけるわけではありません。しかし、次の一手、またその次の一手、と仕掛けていく上で、「仕組み」を持っているというのはプレッシャーを緩和させられる「お守り」になるのです。
3.専業になるデメリットを解消する対策は、とにかく「仕組みを作る」こと
それぞれに対してのデメリットの解消法をご紹介してきましたが、その大半は「仕組みを作ること」で解消できることがお分かり頂けたかと思います。では、アフィリエイトで仕事を辞めるには、具体的にどんな仕組みを作っておけば良いのでしょうか。
3-1.アフィリエイトで仕事を辞めるには毎月50万円を稼ぐ仕組みを完成させるべし
アフィリエイトで仕事を辞めるには、在職中に「毎月50万円を自動で稼ぐ仕組み」を作っておくことが望ましいです。具体的には、ブログとメールを組み合わせた以下のような仕組みで月収50万円を確保しておきます。この形の仕組みが、安定度、報酬の高さの両面で見ても最も優れている仕組みだからです。
※音は消してありますので、電車の中や社内でも気軽に再生して頂けます。
上記の仕組みで、ひとまず月収50万円を稼げていれば、多少売上が下がったところで贅沢は出来ないまでも生活するのには困らない程度の収入を確保できるということになります。この状況であれば、専業になった後も大きな不安を感じずに安定した精神状態で取り組んでいくことが出来ます。ここでの重要なポイントは「自動で稼いでくれる」という部分ですが、仕組み化させておくことで得られるメリットは以下の通りです。
在職中に「最低50万円を勝手に稼いでくれる仕組み」を作っておくことのメリット
- 毎月、売上を0から上げていくプレッシャーが無くなる
- 突然無収入になる不安が抑えられる
- 生活の基盤がひとまず安定する
- 精神的余裕が生まれる
- 自己投資も計画的にすることが出来るようになる
- 最低限の経験値やスキルとそれに裏打ちされた自信が身につく(=未来への不安が薄くなる)
このように、自動で稼いでくれる仕組みの存在は、不安やプレッシャー、自信の無さといったデメリットを取り除く「精神安定剤」となり、その後のビジネスを伸ばしていくためにも重要な役割を果たします。
3-2.アフィリエイトを続けていれば、最終的には他のどんなビジネスで稼ぐより不安は無くなる!
ここまでの話を読むと、専業アフィリエイターは「仕組み」がなければ精神が安定しないのか?という印象を持たれてしまうかもしれませんが、そうではありません。実際にはアフィリエイトを長く続けていれば、「何だかんだやっていけるな!」ということが感覚的に分かってきて、それが自信としても身についてきます。そして、「アフィリエイト」というビジネスはその自信や感覚を裏付けるだけのマーケティングのスキルや知識や思考が身につくビジネスですから、未来への不安は年々無くなっていきます。
特に、「運」や「人脈」や「流行り」で稼いでいくわけではなく、本質を学んだ上で「あなた自身の考え」に基づき「こうやれば上手くいくだろう」という算段を立て、その結果「計算通りに稼げた」という経験を積んでいくことが出来るので、「潰しが利く」という意味で他のどんなビジネスで稼ぐよりも不安は無くなっていきます。それこそ、アフィリエイトで稼げるようになれば、アフィリエイト以外でも稼げるようになりますから。
アフィリエイトで会社を辞めるのは、月収50万円を安定して稼げる仕組みを構築し、上記のような感覚を実際に持ってからでも良いと私は考えています。実際に大事なのは会社を辞めることではなく、会社をいつでも辞められる状態にしておくということです。
最後に
仕事を辞める前は「収入さえ上がればそれでOKだ」と考えている方は多いです。しかし実際に辞めてみると、売上の浮き沈みによって気持ちがブレてしまう方も多く、そのせいでなかなか事業を安定させられないというケースを見てきました。しかし、その中でも「毎月最低でもこれくらいは稼げるな」という仕組みや自信を持っている方は、しっかりと事業を継続させて、順調に売上を伸ばしていく方が多かったのです。
「会社なんてさっさと辞めてしまえ!」というのは簡単ですが、在職中にしか出来ないことがあることも事実ですし、在職中にやっておくことで起業後の流れを有利にもっていけることがあるのも事実です。大事なのは「会社を辞めること」ではなく、「いつでも会社を辞められるだけの収入を在職中に作り出しておくこと」です。あなたがアフィリエイトで仕事を辞めたいと思われているようでしたら、ぜひ退職後の精神安定剤として「仕組みを完成させておく」ことを検討してみてください。
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